テレビを観なくなったというけれど、私はテレビが好き。
幼い頃、テレビは現実と違う別世界を見ているようでワクワクして、
家族団らんの中で同じ番組を観て楽しむ時間がとても好きでした。
その気持ちは今も変わらなくて、一人で見ていても、テレビの流れる時間をSNSでリアルタイム共有して盛り上がっているのを見ると嬉しい気持ちになります。
テレビの「一時停止ができないもう戻らない時間」の共有が、今を生きている感じがして私は好きです。
映像業界を志すキッカケは、幼い頃に見ていた『天才てれびくん』や『ビットワールド』といった子ども向け教育番組を見て育った影響が強いです。
現代の子どもたちが大人になった時に何か影響を与えられる番組に関わりたいと思い立ち、ディレクションズに入社しました。
入社後(2020年)は、『Kawaii International』の制作アシスタントを経験。元々、日本のサブカルチャーや、原宿ファッションに興味があったのでリサーチが楽しかったことを覚えています。またコロナ禍すぐの入社ということもあり、なかなか外ロケなどの現場に行けない状況が続いて、仕事面でもですが、人との関わりも取りづらくなって、もどかしさはありました。
2年目からは憧れだった『天才てれびくん』や『ビットワールド』の制作に関わり、『ビットワールド』では、コーナーやドラマパートの演出を担当して番組制作の楽しさと難しさの両方を痛感しました。
バーチャルの世界は未知でしたが、自分たちで一から物語やキャラクターを考えたり、チーム一丸となってビットワールドの世界を作ったりした経験は宝物のように感じています。
2023年からは、『ビットワールド』を離れて『藤子・F・不二雄 SF短編ドラマ』の制作に関わっています。シーズン1の頃からドラマの現場にぜひ参加したいと自分から志願したことから始まり、シーズン2と続き、今年からはライツの社員として心機一転頑張ります。この機会に色んなものを吸収して学び成長して良い作品にさらに関わっていきたいです。